2014年10月7日火曜日

鉱物リスト/Ethiopia,Wollo産のエチオピアンオパール(蛋白石)

オパールは世界的に産出する石なのだけれど、その中でもここ数年、毎年日本へ流れてきているものの1つがエチオピア産のもの。
先日開かれていたマーケットでもエチオピア産オパールを専門に出している業者がいるほどメジャーなのです。

今回のオパールはエチオピアのWolloから産出した標本。
奥にイギリス産山鳩の頭骨標本を添えて。
メインは緑色の遊色。光の加減で頻繁に赤色が差し込む。
特に白熱灯の暖色系のライトアップで赤系の反射が増える。

白を基調として緑、青、赤の遊色が豪華に入ります。
エチオピア産のオパールには水に入れておかないと水分を失って遊色が無くなるものもあるのでご注意を。(大抵水に入れて販売されています)

最近、ノジュールとして出てくる赤系統のエチオピアンオパールもちらほら見かけるが、若干値が張るので手が中々出ない…。


English: Opal
和名: 蛋白石
産地: Wollo, Ethiopia
適正価格:上の小粒のもので2000~3000


【Tsehay Mewcha, Wegeltena, Delanta, Wello (Wollo), Afar Province, Ethiopia】
エチオピアの地名は鉱山の名前も町の名前もよくわからないのですが、このあたりです。
ちなみに北東にある海は紅海。東にはソマリア、北にはエリトリア。うーむ、治安は良くなさそうですな。。。

2014年10月3日金曜日

鉱物リスト/India,Maharashtra産 インドのアポフィライト(魚眼石)

アポフィライト(魚眼石)といえばMaharashtra(マハラシュトラ)。と、最近は条件反射でこの地名を連想してしまう。
それほどMaharashtra州から産出する良質な標本が市場に多く出回っている。

フローライトのようにバリエーションが多いわけではないが、それでも無色透明なものから淡い緑や桃色の標本が出てくるので中々飽きが来ない。
無色透明のものは水晶よりも力強い反射を見せ、ギラっとした光り方をする。これが魚の眼のようだということで、和名では魚眼石と呼ばれる所以となったらしい。


今回はMaharashtraから産出した緑色の標本を2つ紹介。

左右のバランスが良くとてもクリアで透明感がある。
緑色の水晶のような感じ。

白い結晶の母岩に覆われている。
母岩の大きさは横10cmほど。
こちらは直方体結晶が放射状に伸びている。
上と同じくMaharashtraから産出している標本だが趣が全く異なる。
昨年あたりからマーケットではこの種類の標本がメジャーになりだした。
English: Apophyllite
和名: 魚眼石
産地: Maharashtra, India
適正価格:直方体放射状の標本で1500-3500


【Maharashtra】
日本の国土から北海道を抜いた分と同じ面積を持つ州。